表紙 |
私がこの花火を見に行ったのは2度目ですが、1度目(2014年)に見た「彩雲孔雀」は、七方向に打ち上げる花火と周囲に咲き乱れる千輪とが全く異なるタイミングで打ち上がるものでした。実は2015年に両方の花火を同時に打ち上げる試みが行なわれ、以後この方式が定着したとのこと。
このように、同じ場所で打ち上がる花火も年々進化を続けています。
打ち上げ:株式会社磯谷煙火店 |
花火をあまり見ない方は、全国どこでも同じような形の花火が上がっていると思われるかも知れません。ですが上記の花火は、これを見ただけで製造・打ち上げを行う業者さんが分かるほど特徴的な花火の1つだったりします。なぜかと言うと、花火の製造方法は企業秘密に当たるものなので、特徴的であればあるほど他の花火業者が真似して作れるものではないからなのです。
特徴的で美しい花火を目にしたら、是非大会プログラムなどで打ち上げ業者をチェックしてみてください。また同じ花火に出会える道しるべになってくれます。
このような感じで、私が長い間花火写真を撮り続けてきた切り口で厳選した「いつかその目で見て欲しい」という花火写真を集めたのが、今回の写真集となります。更に当サークル初のA4『横』サイズです。横に見開いた超ワイドに展開される花火写真も収録しています。
60cm x 21cmのワイドな写真も |
巻末には「作品解説」と題して、花火の名称や花火大会名や打ち上げ業者さんの情報に加え、使用機材や撮影データも収録しました(これも当サークル初の試みです)。どの程度参考になるか分かりませんが、撮る人にとって何かの役に立ったり、撮影しない人にとっても「へ〜、このくらいの時間打ち上がった花火が1枚の写真に凝縮されているんだ」と楽しんでもらえたりしたら幸いです。
作品解説 |
仕様
- A4横 フルカラー 28ページ
- イベント会場での頒布価格:1000円
- 頒布場所
- 2019/08/12 コミックマーケット96 4日目 西す-30a
- 2019/09/08 こみっく★トレジャー34 4号館 カ03b (※8/7追記)
- 委託販売